Vol.2 DVDを再生してみました

魔美DVDVol.5
(1)DVD Vol5,Vol6のボックス
こちらのイラストはてんとう虫コミックス3巻のカバーイラスト復刻版で、広い海の上を舞う魔美ちゃんがとっても爽やかです。

私はまず第25話から第30話が収録されているVol.5から観てみました。というのも、アニメ魔美は第27話までが「藤子不二雄ワイド」枠内での放送だったため、ED主題歌が無しとなっており、第28話以降とではパターンが異なる“境界線”があるからです。

魔美DVDVol.5
(2)DVD Vol5,Vol6のDVDレーベル
2in1ケースなのでディスクが2枚入っています。Vol.1,2のケースにアンケートはがき、特典CDのケースにブックレットが入っている他は、何の封入も無し。

思わずウットリしてしまうようなアニメの名場面をコラージュした、フルカラーのピクチャーレーベルを期待していたのですが、そういうものではなく2色刷のレーベルでテレビ絵本的なイラスト。
このようなディスクで、Vol.1〜10までが個別の絵柄になっています。
Vol.1:魔美(私服) Vol:2:高畑さん Vol.3:パパ Vol.4:ママ Vol.5:魔美(夏服セーラー) Vol.6:妙子
Vol.7:エスパーおマミ(バニーガール) Vol.8:エスパーおマミ(チャイナドレス) Vol.9:番野 Vol.10:ドロシー魔美

魔美DVDVol.5
(3)コーションメッセージ画面
ディスクを入れると「シンエイ動画株式会社」→「MOVIC」→「フロンティアワークス」のメーカーロゴが表示された後、こちらの画面に。

魔美『みんな久しぶり、佐倉魔美です!またみんなに会えてすンごく嬉しい!そうそう、高畑さんから聞いた大事ことを最初に言わないとね。DVDを見るときは、テレビから離れて、お部屋を明るくして見てネ。さぁ、私につかまって!んん?なに赤くなってるの?それじゃ、物語の世界にテレポート!』

魔美ちゃんが今ここに帰ってきた!そんな感動が味わえる、よこざわけい子さん新録音によるメッセージ。当時の魔美の声と比べると、声のトーンが中学生役にしては落ちついちゃってる印象でした。

魔美DVDVol.5
(4)オープニングから自動再生
特になにも操作しないと、自動的に第25話のオープニング、そして本編が始まります。

あれれ、このオープニングにはかなり違和感を感じますよ。タイトロゴが出る前から、早くも“原作 藤子・F・不二雄”の字幕が表示されるとは。

本放送時、第27話目までは「藤子不二雄ワイド」のOP主題歌にて“原作 藤子不二雄”として表示されていたため、魔美のOPで真っ先に表示される名前は“チーフディレクター 原 恵一”となっていました。今年の春まで再放送されていたCSテレ朝チャンネルでも、第27話までは原作の表記は無しであり、今回のDVDは、第27話までのOP字幕がここだけ独自のパターンになっていることになります。
第28話からのOPは、魔美ちゃんが横向きで直立している場面で“原作 藤子不二雄”や“原作 藤子不二雄(F)”ではなく“原作 藤子・F・不二雄”と表示される以外は本放送と同じパターン。第28話以降に付くEDは、もちろん本放送版です。

魔美DVDVol.5
(5)DVD Vol.5のメインメニュー画面
バックの六角形模様が下から上へアニメーション表示。♪テレポーテーションの劇中BGM版(エスパー魔美サウンドトラック Disc2:Track1 introduction として収録)がリピートで再生。

Vol.1〜Vol.10それぞれのメニューイラストは、各巻が収納されているDVDケースと同様になっており、要するにてんとう虫コミックスのカバーイラストが使われています。

魔美DVDVol.5
(6)DVD Vol.5のチャプターメニュー画面
スケッチ旅行をイメージにしたキャンバスとパレットがモチーフで、キャラクターのイラスト類は一切無し 。

こうしてみると、DVD-BOX上巻で新たに書き下ろされたイラストはBOX側面に使われている絵柄2点のみで、その他の画像は全て、当時のてんとう虫コミックスのカバーイラスト復刻ということになります。
この機会に魔美のイラストを今改めて描きたいという当時の作画スタッフはもっと居ると思うのですが、ちょっと物足りなさを感じました。

魔美DVDVol.5
(7)チャプターメニューからテレポート!
魔美だけに、チャプター移動はテレポーテーションで行います。

これは素敵!これぞエスパー魔美ならではのナイスな演出!基本的にチャプターメニューは利用しないのですが、これのためだけに使ってしまいます。

レポート:あるさん@KOKESI座 /次回Vol.3 へ続く